雨や雪の日、濡れた物の置き場から考える玄関まわり


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雨や雪の日、濡れた物の置き場から考える玄関まわり

雨や雪の日の玄関は、「水気を落とす・乾かす・しまう」の順に置き場を考えると、使い方を整理しやすくなります。
濡れた物の一時置き場と乾かす方法、家族が通る余白を、収納と一緒に計画しましょう。

傘を閉じて、買い物袋を持ち直し、長靴を脱ぐ。石川での住まいづくりでは、そんな雨や雪の日の動きも、間取りを決める手がかりになります。

玄関の外から土間、収納へ。帰宅後の動きをたどりながら、濡れた物をどこで受け止め、どう乾かすかを見ていきましょう。

玄関の外に、傘をたたみ、雪を払える場所

玄関ドアの前に屋根のあるスペースがあると、傘をたたんだり、上着についた雪を払ったりするときに助かります。雨のかかりにくい位置に荷物を仮置きできれば、鍵も取り出しやすくなります。

屋根があっても、風向きによって雨や雪は吹き込みます。車から荷物を運ぶときや、子どもと一緒に帰るときの動きを思い浮かべ、道路・駐車場からの経路と屋根の位置や奥行きを合わせて検討しましょう。

濡れた傘には、水滴を受け止められる一時置き場を用意します。広げて乾かす場合も、ドアの開閉や通行を妨げない場所を選びましょう。

濡れた上着には、しまう前の掛け場所を

雨具や雪のついた上着は、乾いた服と分けて、いったん掛けられると扱いやすくなります。靴を履いたまま手が届く位置にフックやハンガーパイプを設けると、部屋の中へ濡れた上着を運ばずに済みます。

掛け場所の下は、水滴を拭き取りやすい床に。家族が同時に帰るときの枚数を目安に、上着同士が重なりすぎず、袖や裾が通行の邪魔にならない幅と奥行きを見ておきます。

掛けるだけで十分に乾くとは限りません。換気や除湿の方法に加え、玄関で乾きにくい場合に移せる干し場所も考えておきましょう。

長靴には、水気を受け止める置き場所を

長靴や濡れた靴には、玄関の土間にトレーを置ける余白があると便利です。乾いた靴の収納と分けることで、溶けた雪や泥の片づけを一か所にまとめやすくなります。

トレーにたまった水は捨て、靴は乾かしてから収納します。家族の長靴を並べた状態でも、ドアを開閉でき、人が通れるかを確かめましょう。床材は、汚れの落としやすさと濡れたときの滑りにくさを合わせて選びます。

雪かき道具は、使う場所の近くに

雪かき用のスコップなどは、必要なときに取り出せて、使ったあとに戻しやすい位置へ。玄関脇や外部収納などが候補になります。道具の長さや幅に加えて、出し入れするための余白も必要です。

収納の扉の前に雪がたまると、道具を取り出しにくくなることがあります。雪を寄せる位置と収納の配置は、一緒に考えておきましょう。

道具についた雪が溶けたあとの水にも配慮します。通路に流れた水が凍るおそれがあるため、水を受ける場所や排水先まで確かめておきます。

広さを決める前に、雨や雪の日の持ち物を書き出す

必要な広さは、家族の人数だけでは決まりません。徒歩で通学するのか、車で帰ることが多いのか。雨具を毎日使うのか、冬には雪遊びの道具も増えるのか。使う物とその数を書き出すと、自分たちに必要な置き場が見えてきます。

そのうえで、「乾いた物をしまう収納」と「濡れた物の一時置き場」を間取りに当てはめます。干す必要がある物は干し場所への動きも含めて、荷物を持って通れるか、家族とすれ違えるかを思い浮かべてみてください。

しまう場所の手前に、濡れた物をひと休みさせる場所を。


まずは、今の玄関で置き場に困っている物を一つ挙げてみてください。「濡れた上着を掛けたい」「家族の長靴を並べたい」。そんな日々の小さな困りごとが、次の住まいの間取りを具体的にする手がかりになります。

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