よみもの2

窓から入るやわらかい光と、穏やかな室内の空気

よみもの

気持ちよく暮らすための、家の性能の話

数字を競うためではなく、暮らしを支える前提として。
「性能」の考え方を、やさしい言葉でまとめました。

家づくりの相談をしていると、
「断熱性能って、どれくらい必要なんですか?」
と聞かれることがあります。

調べてみると、
数字や専門用語がたくさん出てきて、
何を基準に考えればいいのか
わからなくなってしまいますよね。

ちゃんとした家にしたい。
でも、何が「ちゃんと」なのかが
見えにくい。

そんな不安を感じるのも、
とても自然なことだと思います。

ちゃんとした家にしたい、という気持ち

多くの方が思っているのは、
「できるだけ失敗したくない」ということだと思います。

冬に寒すぎない家。
夏に暑さを我慢しなくていい家。
光熱費も、できれば抑えたい。

そう考えると、
家の性能が気になるのは、
とても自然な流れだと思います。

私たちは、性能を「前提」だと考えています

私たちは、
家の性能を
特別な付加価値だとは考えていません。

暮らしを支える、
前提条件のひとつだと考えています。

冬に、必要以上に寒くならないこと。
夏に、無理に我慢しなくていいこと。
家の中で、場所による温度差が
できるだけ少ないこと。

こうしたことが整ってはじめて、
安心して、日々の暮らしを送れると考えています。

性能は、意識しなくていいくらいがちょうどいい

性能の良さは、
数字として説明できる部分もありますが、
本当の価値は、暮らしの中で感じるものだと思っています。

朝、布団から出るとき。
廊下に出たとき。
夜、家の中を移動するとき。

「寒い」「暑い」を
いちいち意識しなくていい。
それだけで、暮らしはずいぶん楽になります。

性能は、主張するものではなく、
気づかれないくらいが、ちょうどいい存在だと思っています。

では、どこまでの性能が必要なのか

よく聞かれる質問のひとつに、
「性能は高ければ高いほどいいのですか?」
というものがあります。

私たちの答えは、
必ずしもそうではない、です。

住む人の暮らし方。
家の大きさ。
敷地や周辺環境。

それぞれの条件によって、
ちょうどいい性能のバランスは変わります。

性能は、数字を競うものではなく、
その家に合っているかどうか。

数字は、安心のための目安として

断熱や気密の性能については、
私たちも、数値で確認できる基準を大切にしています。

ただし、それは
他と比べるためではありません。

気持ちよく暮らせる状態を、
無理なく、安定して保てるかどうか。
そのための、ひとつの目安として考えています。

性能だけでは、心地よさは続きません

どれだけ性能が高くても、
使いにくい間取りだったり、
光が入りにくかったりすると、
心地よさは長く続きません。

家は、
性能・設計・暮らし方が
重なり合ってできているものだと考えています。

それでも、性能を大切にする理由

性能は、
住み始めてから簡単に変えられるものではありません。

目に見えにくい部分だからこそ、
最初にきちんと考えておくことが、
あとからの安心につながると考えています。


気持ちよく暮らすための性能。
それは、数字を誇るためのものではなく、
毎日の暮らしを、少し楽に、
少し穏やかにしてくれる安心のこと。

そんな性能を、前提として備えた家を
つくっていきたいと考えています。

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